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読め無い→ 「蟶、馬蛤、馬刀」春が旬の貝。

毎度!築地ワインをこよなく愛するノムリエパワーです。


ノムリエが良くリリーディングしている本に、
五木寛之の「生きるヒント」があります。
中でも、好きな一説は第1巻の「買う」というテーマです。
(何度読み直した事か・・・。)

ノムリエなりに要約すると、

「買う」という行為は、現代の日本では、
経済活動以外の何モノでも無く、
そのプロセスは失われてしまっている。

一方で、シルクロードの基点でもあったペルシャ地方では、
「買う」という行為自体が文化に昇華しているというのです。

そういった高度な文化の社会では、「買う」という行為も
単なる経済活動だけでなく、そこで得られる情報であったり、
或いは人間関係でさえも「買う」という行為に包括されている。


こうした文化が現在の日本でも色濃く残っている世界。
それが築地市場なのではないかなぁと思っています。

映画「always 三丁目の夕日」の様な世界観といいますか
古き良き日本のスタイルが色濃く残る築地では、
買い物もスーパーやコンビニの様にはいかず、
魚を1尾買うのも、冗談を言い合ったりして容易ではありません。

まあ、そもそも値段もあって無いようなもんですしね~。

だからこそ交渉に辿り着く前のトークが
値段を左右したりして大事だったりする訳なんですけどね。

こうした情報のやり取りが、無駄では無く、
新たな付加価値を生み出したりして、売る方も買う方もお互いに
プラスになっていくんじゃないかなぁ思っていたりします。


さて先日、築地を歩いているとマテ貝を見つけました。

マテ貝は円筒形をした10~15cmの2枚貝なのですが、
貝殻はべっこうの様ですが薄くて何とも貧弱。
しかも両端は、このペラペラな貝殻ですら覆われておらず、
少し身がハミ出ていたりして、とても奇妙。。。

この貝は、巣穴に塩を入れるとビックリして、
ニョキっと飛び出してきてしまうのを利用して漁が行われています。
う~ん、形だけでなく習性も奇妙。。。

ですが、食べるとこれが何とも旨い。
ちょっとB級っぽい味わいがまた良かったりする訳です。

この時期、居酒屋の定番メニューとも言えるマテ貝
バター醤油で仕上げたら、さぞかし旨いだろうなぁと思った訳ですが、

それだけでは、ちとツマラナイ。。。そこで、

「これはどうしたら良いの?」

といった具合に、すこし含みを持たせる質問をしてみました。
つまり答える側は、


・一般的な調理法を答える。(期待価値)
・鮮度や季節に応じた食べ方を答える。(願望価値)
・意外性のある答えを言う。(予想外価値)


という選択肢がある訳ですが、
流石というか今回は見事にやられました。
「ニヤリ」と笑って提供された
予想外価値のお答えがコチラです。


マテ貝のパン粉焼きの画像

白ワインで蒸し焼きにして、殻が開いたら
 ↓
トマトソースとパン粉を載せて、トースターで焦げ目が付いたら出来上がり。

マテ貝のパン粉焼きの画像
マテ貝のパン粉焼き


マテ貝といえばバター醤油、
という固定概念が見事に壊された一品となりましたねぇ。

某通販会社ではないですが、
買い物って「エンターテイメント」だなぁと思ったり致しました。


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ジャンル : グルメ

tag : マテ貝

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nomuriepower

Author:nomuriepower
週末は飲んでばかり・・・。
レストラン、築地魚河岸などを経歴に持ち、ワインショップでは仕入れ、メルマガも担当。理系ならではの???な文章で話題をさらう。
現在はEC関連の仕事をしていますが、水の入ったグラスをついつい回してしまったりと職業病は未だ健在。

週末は築地魚河岸に買出しに出向き、仕入れた新鮮な魚介で
ワインのあてをつくり楽しんでいます。

当ブログではnomuriepowerがめぐりあったワインや食材など美味しいものをご紹介していきます。

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