スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

味わうべき鎮魂のサクラ

毎度!築地ワインをこよなく愛するノムリエパワーです。


あれよという間に、ここ数日はすっかり暖かくなってきて
東京でも桜の木には葉がちらほらと見られるようになりました。

ノムリエの住む大田区から一番近い桜の名所といえば、
福山雅治の曲で有名な桜坂がありますが、
今年は敢えて中目黒に行ってみました。

中目黒の桜の画像

平日ではありましたがスゴイ人。。。
目黒川沿いの飲食店では店頭販売で
ビールをはじめホットワインなんかも販売していました。

日本人って本当に桜が好きなんだなぁと改めて実感いたしました。

パッと咲いて、パッと散ってしまうソメイヨシノは、華やかでもあり、儚くもありますね~。
夜空に散り行く桜の花びらを眺めていると、
春が来た喜びと共に、「どうも言えぬ」愁う気分が湧いてしまう、

そんなアンビバレンツな部分が人を惹きつけるのかも知れません。


さて、本日の一本
ウッドブロック・サクラ・シラーズの画像
ウッドブロック・サクラ・シラーズ【赤・フルボディ】
菜の花、根菜の肉巻きと共に。


毎年、桜の咲く時期に限定販売されるこのワインは、
名前もラベルも正に日本市場を意識した軽薄なワイン???
と思いきや、味わいは実に本格派。

オーストラリア・ワインらしい
フルーティーで濃厚な果実味はしっかりありながら、
後味にはエレガントさを感じさせる繊細なワインなのです。

しかも、美しい桜のイラストをあしらったラベルには、
キチンとした理由があったのです。


ウッドブロック・サクラ・シラーズのワイナリーである
ヴィンダリーエステートはオーストラリアの首都シドニー西方の
ニューサウスウェールズ州にあります。

この地域には実際に桜が植えられている桜並木があり、
桜が咲く季節には毎年フェスティバルが行われていて、
ワインラベルのデザインは、この桜に由来しています。

では、なぜオーストラリアの片隅に桜が植えられているかというと
そこには悲しい物語があったのです。


 --------------------------------
 オーストラリアに咲く鎮魂のサクラ
 --------------------------------

ニューサウスウェールズ州のカウラ地区に桜の樹が植えられたのは、
1944年にオーストラリアで起きたある事件と関係があります。

カウラと聞いてピンと来た方もいらっしゃるかも知れませんね。

この悲しい物語は2008年の夏に小泉孝太郎さん主演のテレビドラマ
で取り上げられた為に、ご記憶の方も多いと思います。

当時のカウラには戦争で捕虜となった人達の為の収容施設がありました。
そこではジュネーブ条約に基づき、十分な食事だけでなく、
レクリエーション活動も認められていました。

ところが「生きて虜囚の辱めを受けず」という訓に基づき、
日本兵達は脱走を企てるのです。逃げる為でなく自決をする為だけに。。。

深夜、1,000人を超える日本兵は食事用のナイフやフォーク、野球のバットを手に
銃を構えるオーストラリア警備兵に向かっていきます。
「バンザイ」と叫びながら。。。

この事件による死者はオーストラリア兵4名と
日本兵200人以上に及びます。

現在、収容所跡地には何も無いそうですが、
跡地から数キロの地点には日本人の為の墓地があり
事件の犠牲者は今もカウラに眠っています。

また、カウラ市内には日豪友好の証として日本庭園が造られていて、
サクラ・アベニューと呼ばれるその通りには、
寄付によって植樹された約1,000本の桜があります。

様々な理由により語られる事が無く、教科書にも載ることの無かった歴史が、
カウラのワインによって、広く知られる機会になる事があるかも知れませんね。

遠い異国の地で家族を想い散っていった命が
春風に吹かれ儚く舞う桜の花びらと重なります。

日々暖かさが増し、まもなく日本の桜は散ってしまいますが、
きっと秋には、鎮魂の桜がカウラに美しく咲くことでしょう。

ワインはお祝いなど饗される楽しいお酒である場合が多いと思いますが、
たまにはこんな風に、しっとりと味わうのも良いかもしれませんね。


<リンク>
『あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった』【NTV】


ワインと食材の宝庫!ノムリエな日々♪をご覧頂き有難う御座います。
ブログでご紹介したワイン築地の新鮮な魚介美味しそうと共感頂けたら是非
 ↓↓ポチっと↓↓ とお願いします。

にほんブログ村 料理ブログ 料理レシピ集へ



スポンサーサイト

テーマ : ワイン
ジャンル : グルメ

tag : シラーズ フルボディ オーストラリア ウッドブロック・サクラ・シラーズ

義援金募集
FC2「東北地方太平洋沖地震」義援金募集につきまして
ノムリエはランキングに参加中♪
ぜひ、ポチっとお願いします。
↓↓↓
人気ブログランキングへ
検索フォーム
ノムリエのプロフィール

nomuriepower

Author:nomuriepower
週末は飲んでばかり・・・。
レストラン、築地魚河岸などを経歴に持ち、ワインショップでは仕入れ、メルマガも担当。理系ならではの???な文章で話題をさらう。
現在はEC関連の仕事をしていますが、水の入ったグラスをついつい回してしまったりと職業病は未だ健在。

週末は築地魚河岸に買出しに出向き、仕入れた新鮮な魚介で
ワインのあてをつくり楽しんでいます。

当ブログではnomuriepowerがめぐりあったワインや食材など美味しいものをご紹介していきます。

ノムリエ ブログ 最近のコメント
ノムリエ ブログ 最新記事
ノムリエ ブログ カテゴリ
リンク
RSSリンクの表示
ノムリエ ブログ メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ノムリエ ブログ 月別アーカイブ
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
ノムリエ ブログ QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

フリーエリア
あわせて読みたい
ノムリエ ブログ アクセス元ランキング
キーワード(ノムリエブログのタグ)

チーズ フォーティファイド 魚醤 ラム肉 ノドグロ 焼き鳥 上品 アボカド 真魚鰹 シャンパーニュ法 ザボン  オニオングラタンスープ マリアージュ うに スパークリング タイラギ フリザンテ ドライ・マンゴー 活〆 もやさま 桜海老 獣系  コラーゲン 港区 ウニ  とさかバーガー ツマミ くもこ 二郎系 スープ イタリア 田町  リュットレゾネ シャンパーニュ セニエ法 食べ方 東京国際フォーラム ワインの王 ひうお ラーメン・ゼロ コート・デュ・ローヌ/モルドレ 赤ムツ ビーツ 白身  白身魚 テリーヌ ホタルイカ コニャック トサカ 辛口 もやもやさま~ず スパゲティ アルタ・エゴド・パルメ 時鮭,時知らず,親子丼,アボカド,ケーパー,マリネ ドメーヌ・クロ・マリ 煮込み  タイラ貝 クリームチーズ 鰤しゃぶ ビオディナミ ナンプラー タマネギ パテ オーストリア・ワイン コンフィ バルサミコ酢 日本酒 氷魚 ヴィサン  お帰りマンゴー 鰤(ブリ) ピエール・フリック B級グルメ ラムチョップ レシピ バルバレスコ ひお ブリュンデルマイヤー パン粉焼き 鍋物 ピエモンテ ロゼ・ワイン コンドロイチン 高級魚 ビール  酒精強化 ばんぺいゆ 赤ワイン  こまい 牡蠣 レストラン シャブリ  カセドラルセラー・カベルネソーヴィニヨン 金目鯛 冬瓜 クリスマス  ローヌ 塩焼き 血合 アルザス シラーズ 鶏冠 スロヴェニア 作り方 モツ 塩どら焼き,ロールケーキ,食べログ,柴又帝釈天,お取り テロワール ヨーグルト メジマグロ フルボディ 観賞用 南アフリカ マナガツオ 真鱈 スロベニア お刺身 マグロ マテ貝 ハブ空港化 新羽田国際空港 ドメーヌ・ルモリケ ピク・サン・ルー・オリヴィエット・ルージュ 針魚 コプチャン ボルシチ ビオロジック 魚粉系 バローロ パスタ 焼酎 らっきょう ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル 赤ワインソース リースリング・ビール ドメーヌ・ガントランディ 内臓系 世界三大スープ ベジポタ系 本鮪の子供 サヨリの様な ボルドー くるくるマンゴー ホルモン ゴーヤ チョンゴル ミョウバン 江戸 ラングドック カンプターラー・テラッセン キノコ マンゴー 毬うに 貝ヒモ ウッドブロック・サクラ・シラーズ 初がつお ビオワイン ブリオッシュ マルゴー 王のワイン 泡盛 ブルゴーニュ カルパッチョ ムラサキウニ コート・シャロネーズ 直接圧搾法 ジャック・セロス シャトー・パルメ シャンピニオン・デュクセル オーストラリア ゴーヤ・チャンプル カベルネ・ソーヴィニヨン 磯辺焼き 丼物 サヨリ 晩白柚 パテ・ド・カンパーニュ 7年 簡単 バターフィッシュ ミディアム・ボディ ソーヴィニヨン・ブラン ピノー・デ・シャラント フランス グリューナ・フェルトリーナー 刺身 ご馳走 白ワイン シャンパン オイル漬け 白子 ワイン マッシュルーム 九龍 砂肝 シロコロ ロゼワイン ラーメン クロ・バガテル ベルトネ メイタカレイ フジッリ サワークリーム ニュージーランド 精巣 氷下魚 余り 相性 羽田空港 




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。