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ワインって判らない???

毎度!築地ワインをこよなく愛するノムリエパワーです。


予てから勉強したい事がありまして、これは良い機会と
失業保険を貰いながら色々やっておりましたが、
そろそろ本腰を入れて就活。

そんなこんなで最近バタバタしておりまして
ブログ更新が滞りがちに。。。


さて先日、とは言ってもひと月くらい前になりますが、
ワインの試飲&即売会に行った時の事です。

会場が混雑していた事もあり、ゆっくり試飲する事が出来ませんで、
それならば家で飲むべと、気になった2~3本を手に歩いていると、
知り合いのインポーターの方が。。。

「挨拶だけでも」と思いブースに近寄ると
何とノムリエの好きなワインがあるではないですか!


 「1本下さい。」

 「折角なので試飲して行きませんか?」


そうですよね~。
試飲&即売会なのに飲まずに買っていくのも可笑しいですよね(笑)

という訳で早速試飲させてもらいました。

インポーター「いろはわいん」の取り扱うワインは、
何だかホッとする優しい味わいが魅力なんですが、
今回試飲したワインもどれも美味しくて、どれにしようかなぁと
悩んだのですが、やはりお気に入りのブルゴーニュにする事に。


そんな訳で本日の1本
ブルゴーニュ・ルージュ・コート・シャロネーズ/ベルトネの画像
ブルゴーニュ・ルージュ・コート・シャロネーズ/ベルトネ【赤・ミディアムボディ】


「いろはわいん」を立ち上げる前は、ブルゴーニュを放浪されていたそうで、
その時に知り合った、小規模ながらも地元で愛されている様なワインを
気軽に楽しんで貰いたい、というのがコンセプトなんだそうです。

ワインの話をしているとそのままメルマガに出来る位面白くて、
ノムリエもいつかこんな接客が出来たらなぁとお話をする度に思っています。


以前お話をした時に印象に残っているのが「私ワインって判らない」
とお客さんに言われるのが一番悲しいと仰っていた事です。

確かにそうですよね。
お酒とか食べ物を人に勧めた時に、
「好き」とか「嫌い」という答えの以前に、
「判らない」なんて答えが返ってくるのはワインくらいかも知れません。

特別な日にちょっとお洒落をして
レストランで飲むワインも良いですが、
それだけがワインの楽しみでは無いなぁとノムリエも思っています。

産地の人々にとってみればワインが地酒な訳ですし、
下町でオヤジ達が酌み交わしている焼酎と何ら変わりない訳です。

気取らずに、肩の力を抜いて1日の労をねぎらう、
そんな晩酌的なワイン、今回購入したベルトネもそんな1本です。


ところでノムリエは、このベルトネを飲むと毎回
鶏の肝が恋しくなります。

鶏肝の濃厚なコクと旨み、
そして何より少しクセのある感じが堪らないんです。

でも、鶏肝といってもレストランで出てくる様な
パテとかコンフィとかそういうものじゃなくて、
焼き鳥屋さんの鶏肝、しかも塩じゃなくてタレの方です。

この日も家の近所の焼き鳥屋さんで鶏肝を買って帰りました。

甘~く少し煮詰まった感じの醤油ダレを
欲してしまうのは何故なんでしょうかね?


「ダメだよ。ワインと醤油は!」


と怒る方もいるかもしれません。
確かに醤油はワインの酸味を必要以上に
引き立ててしまう為、相性が良くないとされる場合がありますね。

しかし、これはお刺身の様にそのまま使う場合を指していて、
お料理に醤油を使う場合は結構相性の良い物も多いのです。

ちなみにお刺身の場合は事前に醤油と
少量のワインを合わせておくと相性が良いとされています。

そこまでしてワイン飲みたいか?という感は否めませんが・・・。


最近はワインを置いている寿司屋多くなってきましたし、
色んな楽しみ方が、少しずつ広がっているのかも知れませんね。

暑くなるとビール等に押されワイン業界には厳しい季節なんですが、
格式ばったやり方だけでなく、赤ワインだって冷やして飲んだって良いですし、
氷や炭酸水を入れたりして各々違った楽しみ方があって良いんです。

例えば赤ワインをCCレモンで割った「偽サングリア」
コレ意外とイケます。
安いワインを使用した方が何故か旨かったりします。

高級ワインでやったら・・・。ちょっと勿体無い気もしますが、
それはそれで、背徳的な魅力が堪らないかもしれませんね(笑)


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テーマ : ワイン
ジャンル : グルメ

tag : 赤ワイン ブルゴーニュ コート・シャロネーズ ベルトネ 焼き鳥

味わうべき鎮魂のサクラ

毎度!築地ワインをこよなく愛するノムリエパワーです。


あれよという間に、ここ数日はすっかり暖かくなってきて
東京でも桜の木には葉がちらほらと見られるようになりました。

ノムリエの住む大田区から一番近い桜の名所といえば、
福山雅治の曲で有名な桜坂がありますが、
今年は敢えて中目黒に行ってみました。

中目黒の桜の画像

平日ではありましたがスゴイ人。。。
目黒川沿いの飲食店では店頭販売で
ビールをはじめホットワインなんかも販売していました。

日本人って本当に桜が好きなんだなぁと改めて実感いたしました。

パッと咲いて、パッと散ってしまうソメイヨシノは、華やかでもあり、儚くもありますね~。
夜空に散り行く桜の花びらを眺めていると、
春が来た喜びと共に、「どうも言えぬ」愁う気分が湧いてしまう、

そんなアンビバレンツな部分が人を惹きつけるのかも知れません。


さて、本日の一本
ウッドブロック・サクラ・シラーズの画像
ウッドブロック・サクラ・シラーズ【赤・フルボディ】
菜の花、根菜の肉巻きと共に。


毎年、桜の咲く時期に限定販売されるこのワインは、
名前もラベルも正に日本市場を意識した軽薄なワイン???
と思いきや、味わいは実に本格派。

オーストラリア・ワインらしい
フルーティーで濃厚な果実味はしっかりありながら、
後味にはエレガントさを感じさせる繊細なワインなのです。

しかも、美しい桜のイラストをあしらったラベルには、
キチンとした理由があったのです。


ウッドブロック・サクラ・シラーズのワイナリーである
ヴィンダリーエステートはオーストラリアの首都シドニー西方の
ニューサウスウェールズ州にあります。

この地域には実際に桜が植えられている桜並木があり、
桜が咲く季節には毎年フェスティバルが行われていて、
ワインラベルのデザインは、この桜に由来しています。

では、なぜオーストラリアの片隅に桜が植えられているかというと
そこには悲しい物語があったのです。


 --------------------------------
 オーストラリアに咲く鎮魂のサクラ
 --------------------------------

ニューサウスウェールズ州のカウラ地区に桜の樹が植えられたのは、
1944年にオーストラリアで起きたある事件と関係があります。

カウラと聞いてピンと来た方もいらっしゃるかも知れませんね。

この悲しい物語は2008年の夏に小泉孝太郎さん主演のテレビドラマ
で取り上げられた為に、ご記憶の方も多いと思います。

当時のカウラには戦争で捕虜となった人達の為の収容施設がありました。
そこではジュネーブ条約に基づき、十分な食事だけでなく、
レクリエーション活動も認められていました。

ところが「生きて虜囚の辱めを受けず」という訓に基づき、
日本兵達は脱走を企てるのです。逃げる為でなく自決をする為だけに。。。

深夜、1,000人を超える日本兵は食事用のナイフやフォーク、野球のバットを手に
銃を構えるオーストラリア警備兵に向かっていきます。
「バンザイ」と叫びながら。。。

この事件による死者はオーストラリア兵4名と
日本兵200人以上に及びます。

現在、収容所跡地には何も無いそうですが、
跡地から数キロの地点には日本人の為の墓地があり
事件の犠牲者は今もカウラに眠っています。

また、カウラ市内には日豪友好の証として日本庭園が造られていて、
サクラ・アベニューと呼ばれるその通りには、
寄付によって植樹された約1,000本の桜があります。

様々な理由により語られる事が無く、教科書にも載ることの無かった歴史が、
カウラのワインによって、広く知られる機会になる事があるかも知れませんね。

遠い異国の地で家族を想い散っていった命が
春風に吹かれ儚く舞う桜の花びらと重なります。

日々暖かさが増し、まもなく日本の桜は散ってしまいますが、
きっと秋には、鎮魂の桜がカウラに美しく咲くことでしょう。

ワインはお祝いなど饗される楽しいお酒である場合が多いと思いますが、
たまにはこんな風に、しっとりと味わうのも良いかもしれませんね。


<リンク>
『あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった』【NTV】


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tag : シラーズ フルボディ オーストラリア ウッドブロック・サクラ・シラーズ

獣系ブルゴーニュの赤ワイン!

毎度!築地ワインをこよなく愛するノムリエパワーです。

ワインの味わい表現に用いられる言葉に
スグリやブルーベリーなどのフルーツや
ミントなどハーブ類を用いる場合があります。

また、本来ブドウとは関係の無い、腐葉土、刻みタバコという、
味わいや香りの表現を目にする事があります。

ワインの試飲をしているとブドウ由来の甘みや果実の香り以外に、
こうしたブドウ本来の味とは全く異なった味わいを感じる事が確かにあり、
ワインの醍醐味の一つであると言えますが、

一方では、ワインに馴染みの無い人たちには、こうした一見難解とも取れる表現や、
あるいはテイスティングなどのマナーや作法が、敷居の高いものに感じさせ、
ワインを親しみ辛いお酒にしているのかもしれません。

今回は難しい事抜きに、初心者からマニアまで
気軽に楽しめる赤ワインをノムリエが見つけました。


ドメーヌ・ルモリケの画像
ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・キュヴェ・ジュヌヴリエール/ドメーヌ・ルモリケ

産地はフランスのブルゴーニュ
ブルゴーニュワインはボルドーやニューワールドのワインに比べ
冷涼な地域にある為に、味わいもミディアムボディで口当たりが良いワイン。
まるでジュースみたいに優しい味わいで、
スーっと体に染みこむ様に溶け込んでしまう感覚におそわれます。

飲み進むうちに、いつの間にか「ほっこりと酔う」といいますか、
優しい感じのするワインで、じわじわ~っと余韻が長いのも魅力です。


そんなブルゴーニュ赤ワインには大きく分けて2種類、

・エキス系タイプ
獣系タイプ

があります。

前者は、ブルゴーニュ赤ワインに使用されるブドウ品種ピノノワールの酸味が
特徴として表れてるタイプのワインで、小梅の様なチャーミングな酸があり、
穏やかな味わいなのでワインを飲みつけていない方やお酒の弱い方も
美味しく召し上がれるタイプ。

後者は、ワイン初心者にとっては、

「これって美味しいの???}

と思ってしまう様なとても個性的な香りがします。これはブドウ由来ではなく、
醸造の段階で生じる香りで、とても動物的といいますか、
非常に特徴的なものでは、にわかには信じがたい香りがする場合もあります。

しかし飲みつけるうちに、多くの発酵食品の様に
常習性というか、いわゆる「ハマる」状態に陥っていくのです。

今回のルモリケのワインはオールドヴィンテージ(92年モノ)でありながら、
熟成感がありつつもブドウ由来の甘みがしっかりと残っていますし、
なにより醸造由来の獣的な旨みもたっぷりあって、
ブルゴーニュのエキス系ファンも獣系ファンも同時に魅了するタイプだと思いました。

ブルゴーニュワインはその希少性から、下のクラスでも3000円程度、
有名なものではン万円もしてしまいますが、
こういう安い価格帯でも、しっかりとした味わいの生産者のワインを飲むと
「是非、上のクラスも飲んでみたいなぁ」とノムリエは、ついつい思ってしまいます。

普段は優しく飲みやすいタイプのワインが好きという方も
一度「獣系ワイン」を試してみては如何でしょうか?
ワインの新たな楽しみが広がるかも知れません。

ただし深遠なるブルゴーニュワインの世界にハマってしまうと
お小遣いがいくらあっても足りなくなってしまうのが難点ですけどね。。。


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tag : ドメーヌ・ルモリケ ブルゴーニュ 獣系 赤ワイン ミディアム・ボディ

個性的過ぎるのは、お嫌いですか???

毎度!築地ワインをこよなく愛するノムリエパワーです。


南アフリカのワインについて述べられる時、
フランス・マルゴー村のワインを引用する場合がしばしばあります。

マルゴー村といえば・・・、
シャトー・マルゴーに代表される様に、優しくエレガントにして
女性的と賞され、優雅な味わいが魅力のワイン。

また、シャトー・マルゴーといえば、かの文豪ヘミングウェイが愛し、
孫娘が女性らしく魅力的になる様「マーゴ」と名づけた事でも知られていますし、
小説、失楽園で主人公と不倫相手とが心中する際
毒薬を入れて飲んだとされる。


エロいワインの象徴。。。(セクシーと言った方が良いでしょうか?)


一方、ニューワールドのワインの特徴は、

・果実味はあるが単調
・タンニンは豊富だがやや粗い

と言われています。もちろん生産者の手腕によって例外はありますが。。。

さて、南アフリカのワインに話を戻しますと、
フランス等の旧世界の特徴とニューワールドの特徴を併せ持つと言われます。

ワイン・ジャーナリストのジャンシス・ロビンソンも
「内向的な面がある」と評していたりします。

さて本日の1本はコチラ


カセドラルセラー・カベルネソーヴィニヨンの画像

カセドラルセラー・カベルネソーヴィニヨン


実はこのワイン、10年程前に雑誌に掲載されていたのを契機に、
購入するようになり、以来ほぼ毎年飲み続けています。
価格は2千円以下で手に入る事が多いのですが、特別に思い入れのあるワインなんです(笑)

最初に飲んだ時、「同じブドウ品種を使っていても、
こんなに味わいが違うんだぁ~。」と感動したのを今でも覚えています。
ノムリエパワーがワイン業界に入るキッカケとなった1本と言っても良いかも知れません。

ノムリエパワーの知人に、

「女性とメシの趣味は、他人にトヤカク言われる筋合いは無い。」

というのが座右の銘という人がいますが、
そこに是非ワインも加えて欲しいなぁと切に思います。

値段の高い安いは別にして、1本のワインを
ある人は旨いと感じ、またある人は不味いと感じる。
そんな嗜好的な要素こそワインの醍醐味なのかなぁと、

ワイン・ラヴァー達はきっと、
また新たな出会いを求めて、今日もコルクを開けるのですね~。

さて、このカセドラルセラー、味わいは実にパワフル!!!
一口飲んだだけで果実味と強烈な個性が、口の中一杯に広がります。なので、
南アフリカのワインが内向的というイメージとは全くマッチしないんですけどね。。。


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tag : カセドラルセラー・カベルネソーヴィニヨン 赤ワイン フルボディ 南アフリカ マルゴー

ワインの王、王のワイン

毎度!築地ワインをこよなく愛するノムリエパワーです。


先日、友人達からお祝いに頂いたワインを開けてみました。


バローロの画像


バローロといえば「ワインの王王のワイン」といわれ
重口の赤ワインの代名詞でもあります。

タンニンでガチガチかな~っと思って構えていたのですが、
2002年のヴィンテージという事もあり、タンニンも穏やか。
デキャンタの必要ありませんでした。。。

どちらかというとノムリエパワーは、バローロよりも
バルバレスコ派なので、逆に飲みやすくて良かったかも知れません。

ホントはトリュフやジビエ料理なんかと
合わせてみたかったのですが・・・。準備出来ず、残念。

あと「牛肉のバローロ煮」にも是非挑戦してみたいですね~。
料理と合わせてこそイタリアワインの醍醐味が味わえますからね~。

最近、自分ではイタリアワインを購入する事が
あまり無かったので、ちょっと新鮮な気分になりました。

改めてワインの奥深さと多様性を知る良い機会になり、
贈ってくれた友人達に感謝、感謝です。


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Author:nomuriepower
週末は飲んでばかり・・・。
レストラン、築地魚河岸などを経歴に持ち、ワインショップでは仕入れ、メルマガも担当。理系ならではの???な文章で話題をさらう。
現在はEC関連の仕事をしていますが、水の入ったグラスをついつい回してしまったりと職業病は未だ健在。

週末は築地魚河岸に買出しに出向き、仕入れた新鮮な魚介で
ワインのあてをつくり楽しんでいます。

当ブログではnomuriepowerがめぐりあったワインや食材など美味しいものをご紹介していきます。

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